辻石斎の歴史
1840(天保11)年創業。木地師として開業し、二代目より塗師として代々継承して参りました。
天保11年、山中温泉本町で木地師開業
1860ー1922初代・石斎を名乗る
1911ー1972宮内庁より御用賜る千家家元の御用賜る惺斉好/独楽塗食籠淡々斉好/旭懐石具北大路魯山人の漆芸を手伝い共同で作品を制作一閑張日月椀など多数「星岡」会員シカゴ万博出品全国で個展開催
1911ー1945一時満州に渡り終戦直前帰国後没
1938ー2019二代・石斎に師事三千家より御用賜る大日本茶道学会「仙心会」会員鵬雲斉好/鳳代懐石具田中仙翁好/葵蒔絵平棗全国で個展開催
1963ー昭和38年生帝京大学経済学部経営学科卒茶道具商に勤務(三越・高島屋の店舗等)平成4年、四代・石斎に師事平成15年、五代襲名・記念展開催二ューヨーク・モマ等で蒔絵実演愛知万博で蒔絵実演平成21年、「没50年北大路魯山人展」に企画協力全国で蒔絵教室開催「魯山人の漆器」等講演会開催全国で個展開催
古くより茶道家元からも御用賜っております。三徳庵大日本茶道学会の田中仙翁氏にお招きをいただき仙心会の会員として参加し現在に至っております。
表千家惺斎宗匠、裏千家円能斎宗匠が山中温泉を訪れた際に茶道具のご注文をいただいたご縁からお出入りを許されました。その後、二代・石斎は表千家即中斎宗匠より独楽塗りの食篭をお好みいただき、裏千家淡々斎宗匠には懐石具をお好みいただきました。また、自筆の茶器や書を山中温泉にご滞在の時残されました。
四代・石斎は武者小路千家宗匠には桜重や花筏炉縁等の制作依頼を賜り、裏千家鵬雲斎宗匠より鵬代懐石具のお好みを賜り制作。三徳庵 大日本茶道学会田中仙翁会長より「仙心会茶道工芸展」の参加のご依頼をいただき正会員として参加。五代・石斎襲名時より山田宗偏流お出入り。